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対極の調和を追い求めるブランドZiggy Chen(ジギーチェン)とは?

2018.08.31

Ziggy Chen(ジギーチェン)とは?

上海発のファッションブランド。

オリエンタルでノスタルジック。けれどオクシデンタル(西洋的)にもみえる。

どこか懐かしく退廃的、それでいて新しく美しい。

対極にある2つの要素が見事に混ざり合う、そんなブランド「Ziggy Chen」。

衣服を構成する要素である色、素材、縫製、シルエット、すべてがこだわられているのはもちろん

それらの中に「西洋」と「東洋」、「懐かしさ」と「新しさ」といった対極にある要素を内包している本当におもしろいブランドなんです。

 

国内ではまだまだ取り扱いも少ないZiggy Chenですが今回はそんなZiggy Chenの魅力を紐解いていきましょう。

 

相反するものの融合

東洋の「人と自然の共存する世界」と西洋の「美観」の融合。

静かな佇まいの中にみえる服づくりへの情熱。

対極にあるものどうしを併存させることは、数多のファションブランドが試みていることでもありますがなかなかその調和ぐあいがむずかしいものです。

 

その調和のぐあいがZiggy Chenは絶妙で、じっくり見れば見るほど驚かされます。

 

初見はゆったり、ざっくりとした大胆なシルエットに目がいきますが、細部に目を向けるとものすごく繊細なつくりに気づきます。

また生地も素朴でオリエンタルな柄も多く、かと思えばシルエットは西洋の洋服だったり。

もともと17〜18世紀のヨーロッパ、そして中国の衣服を研究していたChen氏だからこそ、それぞれの服の特徴をよく理解しそれを融合させることができているのでしょう。

懐かしさと新しさ、柔らかさと力強さ。

すべて相反しているようで、それらが調和された服だからこそ魅力的なのでしょうね。

 

次の項からはそれぞれの要素についてじっくり見ていこうと思います。

 

オリジナルの生地(テキスタイル)

Chen氏はファッション工芸デザインの大学講師をしていた経歴をもち、そこで中国の伝統的な柄・染色を教えていたそうです。

彼が生み出すオリジナルのテキスタイルはまさにそのすべてが生かされていますね。

オリジナルの生地の開発をはじめたのは2013SSごろからだそうで、それ以降毎シーズンいくつかのアイテムには独自の生地が使われています。

 

近年はシーズン毎にテーマを変えてマルチプリントを起こしてもいますね。

 

2017AWは骸骨や鬼、2018SSは鳳凰や天狗?など想像上の怪物がプリントされた生地が作られています。

絵のタッチも中国的なものと西洋的なものが混在しています。

あまり違和感がないところがすごいです。

 

18ssはパッチワークやチェック地プリントの上に絵や文字が乗せられています。

近くで見るとなかなかに不気味。

 

またZiggy Chenでは洗いに関してもこだわりを持っています。

まず生地の状態で一度洗いをかけその後、パターンに裁断したものをもう一度洗います。
そして縫製後、洋服になったものを洗います。

合計3回も洗うことによって縮率が安定し、製品として縮みにくくなるというメリットもありますが、

なによりも生地が、そして衣服がアンティークのような独特のシワ感を持った妖艶な雰囲気になるということ。

 

オリジナルの生地と洗いによる加工がZiggy Chenにしか出せない世界観を作り出しています。

 

ハイクオリティな縫製

Ziggy Chenの妙は唯一無二の生地もさることながらその生地をきっちりと服に仕上げる縫製技術にあります。

 

柔らかく繊細な生地や、独自のシワ感がウリの生地はその表情の豊かさとひきかえに均一なステッチングが困難だというデメリットを抱えています。

ですがZiggy Chenの服はステッチのブレなどが見られません。

しかもピッチも細かく、実に堅実なつくりをしていることがわかります。

先ほどの生地の項でも触れましたが、パターン裁断の時点で2度洗いをかけてむしろ意図的にシワ感を出しているのにも関わらずこの縫製のクオリティ。

わざわざ生地を縫いにくくしてからめちゃめちゃ綺麗に縫うというおしゃれマッチポンプ。

 

そのうえストライプなどの柄がはいった箇所はポケットなどパーツがついていても柄合わせも完璧に合っています。

まじ綺麗。これは圧巻です。

 

そのほか、強度を出すためのタタキの縫製や

 

おそらくハンドであろうぷっくりとしたポケットも技術の高さに感心せざるをえません。

 

しかもしかも、その高い技術はぱっと見でわかるところにだけ使われている訳ではありません。

例えば裏地。


2
色の生地を帯状にしたあとミシンで縫い合わせてストライプの生地にしています。

 

すべてのアイテムを自社縫製アトリエにて作ることで縫製のクオリティを保つことができるのでしょうね。

「縫製は言葉」と語るChen氏だからこそこのこだわりを貫き通せるのだと思います。

 

 

カラー

Ziggy Chenにとってカラー(色)へのこだわりは特筆しなければならない大切な要素でしょう。

Chen氏自身も「服づくりは色からはじまる」と語っており、イメージする世界観はフォルム(造形)ではなくムード(色温度)でアウトプットされ、それを衣服に落としこんでいくことで徐々にかたちづくられていきます。

チームに色を伝えるときも色見本帳は使わずにアンティークの布や紙を用いて伝えるそうです。

単一な色(カラー)、としてではなくその素材がもつ表情に色が乗ったときのリアルな色味(世界観やムード)を大切に

しているのでしょう。

 

Ziggy Chenの素晴らしいところはアルチザンブランドにありがちな同系色の色味にかたよっていない点。

濃度は濃い色が多くありますが、赤や青、黄色といった色をうまくアルチザンの世界観に落とし込んでいます。

 

また、それぞれの色が言葉でうまく形容できないユニークな色味で、ファーストインプレッションで目を奪われてしまいます。

かっけー。

 

 

ディテールへのこだわり

毎シーズン変わるタグ

Ziggy Chenは衣服そのもののクオリティももちろんですが、そのこだわりはタグへも表れています。

毎シーズン変わるタグはそのシーズンのテーマに合わせたものになっており、タグを含めてデザインされているところもZiggy Chenの特長といえるでしょう。

 

2014SS

タグはハンドステッチでつけられています。

現在のタグよりもブランドロゴは控えめ。

 

2014AW

先ほどもルックをご紹介しましたが真っ赤なアイテムの多かったシーズン。

タグもそれにならい赤色になっています。

 

2015SS

 

2015AW

テーマが「山」だったシーズン。

ミリタリーものの登山グローブに貼り付けてあるようなタグをイメージして作られたようです。

 

2016SS

このころからよりアンティークファブリック感の強い生地がタグに使われはじめます。

 

2016AW

2015awのタグとよく似ていますが色味がより落ちつき、経年変化したようなタグになっています。

 

2017SS

こちらは総柄タグ。

オリエンタルかつノスタルジックな雰囲気を醸していますね。

 

2017AW

2017awと2018ssは同じタグの色違いになっています。

 

2018SS

2018ssの方が少し緑がかった色になっています。

 

比較するとこんな感じ。(上が18ss、下が17aw)

今ご紹介したタグは大きなサイズですが、シャツやカットソーなどには小さめの横長タグが使われていたりもします。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

新しくも懐かしく、ルーズなのにスタイリッシュ。

退廃的なのに色彩豊かと、相反する要素を融合させるために色、シルエット、縫製などそのすべてにこだわったブランドZiggy Chen。

 

当店では数に限りはございますが17AW、18SSの商品を新品でご用意しております。

実店舗でご覧いただくことも可能です。

 

ぜひ実際に見て、触れて、愉しんでいただければと思います。

 

DOLLARに17aw、18ssのアイテムが新品未使用で大量入荷

DOLLARではZiggy Chenの2017AW、2018SSのアイテムを新品未使用でご用意しております。

数はほんの少しずつしかございませんが…希少なアイテムたちを手に入れていただけるチャンスですので一度ご覧になって見てください。

 

DOLLAR梅田店にて実物をご覧いただくこともできます。

 

 

通販ページもご用意しておりますのでどうぞご覧ください。

 

 

 

 

 

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