Bergfabel(バーグファベル)の服はなぜここまで人気になりえたのか

2018.02.01

Bergfabel(バーグファベル)、みなさんご存知ですか?

デザインはクラシック、シワ感のあるガシっとした生地を使用したアイテムが多く、値段もなかなかにします。

万人受け感はあまりないブランドですが、最近は大手セレクトショップでもよく取り扱いがあり地名度も上がっているこのブランド。

今日はバーグファベルの魅力について迫ります。

 

バーグファベルについて


Bergfabel(バーグファベル)はイタリア人デザイナーのクラウス・プランク(Klaus Plank)によって設立されたファッションブランドです。スタートは2011AW。

ブランド名である「バーグファベル(Bergfabel)」は、ドイツ語のberg「山」とfabel「物語」を組み合わせた造語だそう。

彼が生まれ育ったイタリアとオーストリアの国境付近のチロル地方の大自然に囲まれた暮らしを背景に、現地の材料を使用し、文化や伝統を取り入れ物作りを行う。

作り手の温かみを感じることのできる、ハンドメイドならではの独特の風合いが特徴。

と、まあこんなのはどこにでも載っているのでさらっと書くことにして・・・

結局これだけきいても薄っぺらくしか頭に入ってこないので、結局何が良いの?というところに迫りましょう。

昔ながらの素材・製法の一貫性

 

バーグファベルの特徴はなんといってもハンドメイド感。

チロル地方の農民やきこり達の服をデザインソースに、なるべく素材・製法をそのまま作っています。

また、冬が厳しいチロル地方は屋外作業ができないので屋内で内職みたいにものづくりをしたりもするそうで、バーグファベルにはそういったバックグラウンド込みでのアイテムもあったりします。

 

そしてそんなバーグファベルの特徴が素材の選定の仕方。

ふつう高価格な服の素材は「こだわる」というと「番手がどうだ」とか、「より柔らかな・・・」とか、ラグジュアリーで洗練された上質な素材を追求することが多いですが(もちろん例外もあります)、バーグファベルはまた別の「こだわり」で素材を選びます。

バーグファベルに用いられる代表的な素材のヴァージンウールは知り合いの女性が飼っている50頭の羊からとられているようで、そのクオリティは100年前の同じだそう。

そしてその伝統的な良い原料を、23人の職人が古い織機を使いテキスタイルに仕上げていきます。

独特の素朴さやハンドメイド感はこうして生み出されているのですね。

シャツなどの生産背景は、もともと一枚一枚生産する小ロットのファクトリーで作られており、手仕事とまではいかずとも昔ながらの小規模生産を貫いています。

また、ハンドメイドを大切にするこだわりは生地に限ったことではありません。

これは有名な話ですが、バーグファベルのアイテムに付けられる布袋に入ったポプリはクラウスの母が庭で自家栽培しているラベンダーを原料に作られたもの。

そのほか、バーグファベルのアクセサリーなどもこのお母さんが手作りで作っているそうです。

マニファクチュアなプロダクトではなく、あくまでハンドメイドを軸にすえたものづくりが良いですね。

 

 

絶妙なモダナイズ

チロル地方の伝統的な農民着をハンドメイドの精神を大切にしながら作っているバーグファベルですが、伝統的なものづくりと言っても、ただ古臭いだけでは現代の街中で着られる服として浸透するのは難しいもの。

バーグファベルの素晴らしいところは、その伝統的な軸はしっかり持ったまま、現代の服装にも取り入れやすい絶妙なモダナイズをしているところでしょう。

これは、クラウス自身がかつては故郷チロル地方が嫌で離れたかった、ということが大きく影響しています。

一度離れて故郷を遠くから見たとき真の魅力に気づき、その山や森や自然が生み出す物語を自分のコレクションとして発表するようになりました。

ブランド名の由来(berg「山」 + fabel「物語」)はまさにこれでしょうね。

一度故郷を離れた彼だからこそ、モダナイズして伝えることの大切さもよくわかっているのでしょう。

また、バッハやモーツァルトなど250年以上前の音楽を愛する彼は、その音楽がいま聴いても古臭くないことに感銘を受けているそう。

自らが作る服にもその想いがこもっているのでしょうね。


バーグファベルの元ネタについて

バーグファベルが伝えたいであろう、チロルの農民服についてもご紹介しましょう。

こちらは19~20世紀に活躍したオーストリア・チロル地方の画家フランツ・フォン・デフレガーの絵画です。

彼は100年前のチロル地方の農夫やその家族の絵を多数描いており、当時の衣服を知る上でとても参考になります。

ここに何枚か載せておきます。気になった人は色々調べてみてください。

どうでしょう、バーグファベルの雰囲気に近いものを感じませんか??

 

 

ちなみに同じオーストリア・チロル地方をルーツとするものにローデンコートがあります。

こちらは貴族が着用していたハンティング(狩猟)用のアウターですね。

農民着と貴族の服なのでバーグファベルとの世界観とは違うかもしれませんが、同じ時代の匂いを感じるアイテムではあります。

 

あと、レーダーホーセンという、肩紐付きのショートパンツもあります。

ディアスキン(鹿革)でできていて、肩紐部分がH型になっているのが特徴。

真ん中の横ひもは肩にかかる圧力を分散し、肩紐が肩からずれないようにする目的でつけられている(気がします)。

バーグファベルもディアスキンのチロルジャケットとか出していますよね。

鹿革は身近で慣れ親しんだ素材なのでしょうか。

この肩紐はなかなか現代の服にはないディテールですよね。(どうでもいいけど写真がシュール)

がっつり民族的なものはうまくモダナイズしてブランドに落とし込んでいますね。




いかがでしたでしょう?

この記事を読んで少しでもバーグファベルのバックグラウンドに興味を持っていただけたら幸いです。

Bergfabel(バーグファベル)の定番モデル

型数もめちゃくちゃあるので定番のみのご紹介。

店にあるものはそちらも併せて紹介します。

 

Long Tyrol Jacket(ロングチロルジャケット)

Bergfabel バーグファベル[ウールロングチロルジャケット/ダークグレー]USED中古

Bergfabel バーグファベル[リネンロングチロルジャケット/グレー/48]USED中古


バーグファベルといえばこれを連想されるかたも多いのではないでしょうか。

超定番、ロングチロルジャケット。DOLLARには2つございます。

秋冬のウール素材のものと春夏のリネン素材のもの。

特徴はセミピークドラペル(バーグのアイテムはだいたいそうですが)、4つボタン、裾がコートのように直線、センターベント。

着丈もコートに近い長さですね。

Short Tyrol Jacket(ショートチロルジャケット)

こちらも超定番。

DOLLARには2つありましたがどちらも売れてしまっています。

特にヌバックレザーのものは希少でした。すごくかっこよかったです。

特徴はセミピークドラペル、3つボタン、やや婉曲した裾始末、サイドベンツ。

少しだけ着丈の長いジャケットといったところでしょうか。

Tyrol Shirt(チロルシャツ)

Bergfabel バーグファベル[17aw バンドカラーコットンシャツ/46]USED中古


定番チロルシャツ。

襟があったりなかったりします。

背中部分がギャザーをたっぷり取っているのが特徴。

超使いやすくてコスパがむちゃくちゃいいです。

Bell coat(ベルコート)

cavaneさまより画像お借りしました。

基本的にはロングチロルジャケットに近いですが着丈がさらに長くベル(鐘)のようにAラインを描くシルエットが特徴です。
身長がある方はバッチリ着こなせるんじゃないでしょうか。

クラウス氏も着ています。

 

Handmade Cardigan(ハンドメイドカーディガン)

bergfabel バーグファベル[ニットカーディガン/ブラック/M]USED中古


ヴァージンウール100%のニットアイテムはどれもクオリティ高いですが、個人的にはチロルアウター系の中にはカーディガンがおすすめです。

開けて中のシャツを見せるのもいいかと!

Hand Warmer(ハンドウォーマー)

Bergfabel バーグファベル[ニットアームウォーマー/グローブ/ウール]USED中古


こちらもおまけで。

先ほどのニットと同じ素材を使用したハンドウォーマー。

腕まで隠れます。なかなか使えます。

チロルアウターの袖から出して、ニットと共生地で合わせる、なんかもいいかもしれません。

バーグファベルはこちらにございます。↓

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DOLLAR 梅田店

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住所 : 大阪府大阪市北区芝田2-1-3 梅仙堂ビル311

電話番号 : 06-6147-9963

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