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【洗濯表示改定】意外と難しくない新洗濯表示

2016.12.11

この洗濯表示の意味がわかりますか?

洗濯表示記号

先日、ニュースを見ていると20代前半女性の方が「洗濯処理表示の数字は何か?」と質問され、「使用する水の量」と答えていました。

残念不正解です。

皆さんは洗濯表示を気にして洗濯されていますか?

なんとなくで洗濯している方も多いのではないでしょうか。

もちろんルーズな性格の私も、ネットにぶっこんだらいけるだろう精神でやっています。

ですが、洗濯表示をきちんと守って洗濯をしないと、大切な衣服がダーメジを受けやすくなってしまいます。

あなたの大切な衣服を長く愛用できるよう、洗濯表示についてご説明します。

洗濯表示は法律で定められている

そもそも洗濯表示は法律で定められているとてもきちんとしたものです。

そしてその洗濯表示は2016年12月1日より変更されました。

家庭用品品質表示法

一般の消費者が品質を正しく認識し、購入の際に損失を被ることのないように、品質に関する表示を行い一般消費者の利益を保護する為に定められているのです。

表示自体は、製造業者、販売業者、表示委託を請け負っている業者が行っているそうです。

洗濯表示変更の経緯

元々使用されていた洗濯表示は、日本の洗濯習慣に沿ってあわせた日本工業規格(JIS)で定めた日本独自の表示になります。

よって海外で使用されている品質表示とは異なり、国内で販売する場合、日本の現行JIS表示に付け替える必要がありました。

2016年12月1日の改正によって国内外での洗濯表示が統一化された事により、海外製品の取り扱いが円滑になり、消費者の利便性が向上されるとしています。

また、パルセーター式洗濯機やドラム式洗濯機の普及等の変化に対応するためでもあるとも言われています。

従来の洗濯表示では「この方法で洗濯するのが良い」と指示していた形式から、新しい洗濯表示では「回復不可能な損傷を起こさない最も厳しい処理・操作に関する情報を提供する」と規定されました。

ようするに
「40℃で洗濯すると良い」としていたものが、
「40℃以下で洗濯できる」という表記に変わったのです。

新洗濯表示を解説

22種類から41種類に増加したのもあり、かなり面倒だと感じる方が多数だと思いますが実際どのように変わったのか簡単にご説明します。

洗濯処理記号

洗濯処理

数字は温度を示していて、その温度が限度として洗濯可能という意味です。

下に引かれた横線は”処理の弱さ”です。

1本の場合「弱い洗濯処理」が必要で、2本は「更に弱い洗濯処理」が必要ということです。

アイロン処理記号

アイロン処理

アイロン記号内の漢字から国際統一化に伴い、「・」にて表記。

・110℃
・・150℃
・・・200℃
を限度として使用できるという意味です。

漂白処理記号

漂白処理

従来の記号では、塩素漂白剤の使用に関してのみ記載されていましたが、新記号では塩素系・酸素系漂白剤の両方について示されています。

タンブル乾燥記号

タンブル乾燥

「タンブル乾燥(熱と共に回転(一部ゆりかご動作)させながら乾燥させる乾燥機)」に関する表記が増えました。

自然乾燥記号

自然乾燥記号

自然乾燥もさらに細かく表記されるようになりました。

クリーニング記号

クリーニング記号

日本語がアルファベットの頭文字に変更。

P・・・パークロロエチレン
F・・・石油系の溶剤 
W・・・ウエットクリーニング
を表しています。

新しくなった洗濯表示を覚えて、大切な洋服を長く愛用しましょう!

40年間も変わる事のなかった、洗濯表示タグ。

記号の種類が22種類から41種類に増え、繊維製品の取り扱いに関して更に細かい情報が表示されましたね。

ということは、小学生のテスト覚えること増えちゃいますね...ファイト

みなさんも覚えられましたでしょうか?

高価なものはもちろんそうでなくて大切な衣服をみなさんお持ちのことかと思います。

それらを長く着用いただけるよう、日々の洗濯の際には選択記号に注意してみてください!

メイン画像引用元:MANABoo

 

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